小学生からプログラミングを学ぶメリット

小学生からプログラミングを学ぶメリット

ADVANTAGES

宇宙人

ブロック

波要素

基礎から本格的なプログラミング言語まで
楽しみながら段階的にステップアップ

プログラミングは子どもの未来の可能性を広げるツールです

小学生から必修化、25年度には大学入試に導入される「プログラミング」。これからの重要なスキルに対して、
子どもをどのように導いていけばよいか悩まれている保護者さまも少なくありません。
ここでは、小学生からプログラミングを学ぶメリットを、Q&Aスタイルでご紹介します。

01. プログラミングを学ぶ
メリット

Kidsプログラミングラボはどんな教室ですか?

Kidsプログラミングラボは、無理なくステップアップできるカリキュラムで、未就学児から学べるタブレットコースからパソコンの基礎、本格的なテキスト言語までを学べるプログラミング教室です。子どもたち一人ひとりの論理的思考力を高めながら、段階的にプログラミング能力を身につけることで、将来の選択肢を広げていきます。

そもそもプログラミングとはなんでしょうか?

プログラミングとは、コンピューターに何をさせたいのか、コンピューターが理解できる言葉で指示を出すことです。プログラミングは、コンピューターによって制御されるあらゆるもの、たとえば家電や自動車などの工業製品を開発する際に必要です。また、Webサイトやアプリケーション、ゲームなどの開発にも欠かせません。

小学生のうちにプログラミングを学習すると、どんなメリットがありますか?

プログラミングができるようになるメリットのひとつは「考える力(論理的思考力)が身に付く」ことです。段階的にプログラミングを学ぶことで、あらゆる仕事に役立つスキルが磨かれます。加えて、小学生という多感な時期から学習に取り組むことで以下のような効果が期待できます。

  • 成果を共有する楽しさや、周りの刺激を受けて成長する喜びを実感できる
  • やりたいこと、叶えたい夢をひとりで追いかける力が付く
  • 子どもたち自身の自己肯定感が育つ

プログラミングを通して、子どもたちは「小さな成功体験」を積み重ねていきます。そのことを周囲と共有したり、友達の成功から刺激を受けたりすることは、プログラミング能力を身に付けるうえで非常に意味のあることです。また目標に向かって試行錯誤(トライ・アンド・エラー)を繰り返すことで思考力や発想力が養われます。そして「やればできる」という自信と自己肯定感に繋がります。

日本では2020年度から、小学校のプログラミング教育が必修化されました。具体的には社会や算数、理科、総合といった各科目の中で、それぞれに関連するプログラミングの基礎などを学びます。目的としては、主に以下のようなものが挙げられます。

  • プログラミング的思考力を育むこと
  • 創造性や問題解決力を育むこと
  • 将来の職業選択の幅を広げること

このうちプログラミング的思考力とは、物事を順序だてて考える力のことです。プログラミング教育が必修化された背景にあるのは、情報化社会の進展に伴うニーズだけではありません。小学生のうちからプログラミングに触れさせることで、子どもたち一人ひとりがプログラミング的思考力を身に付け、将来の社会を生き抜くためのさまざまな力を養うことができると期待されています。一方、教育の現場では、いっそう充実した環境が求められています。

  • 指導内容
  • プログラミングの教材や環境
  • 家庭での学習環境のサポート

自治体や学校単位でこうした課題に取り組んでいる例は増えていますが、全体としては改善に時間を要しているというのが現状です。

プログラミング教室を選ぶポイントを教えてください。

プログラミング教室の選び方は、子どものニーズによって異なります。「ゲーム感覚で楽しく遊べる」「スキルに合わせてコースを選べる」「自立学習をサポートしてくれる」といったカリキュラムを用意しているプログラミング教室を選ぶと良いでしょう。

02. 鍛えられる
能力・各種検定

プログラミング学習では、子どもたちのどんな能力が鍛えられますか?

プログラミング学習を通して、子どもたちの5つの能力が鍛えられると期待されています。この能力は、国際競争の中で、いまの日本に足りないとされる要素とも重なります。

1論理的思考力

完成イメージから手順を逆算することで、問題解決力や創造力が身に付く

論理的思考力とは、物事を筋道立てて考え、正しい結論を導き出す能力です。プログラミングでは、コンピューターに指示を出すために、一連の処理を論理的に組み立てる必要があります。プログラミング学習を通じて完成イメージから手順を逆算することにより、論理的思考力が鍛えられます。

2コミュニケーション能力

プログラムを相手に説明することで、コミュニケーション能力が身に付く

コミュニケーション能力とは、自分の考えや意見を、わかりやすく相手に伝える能力です。プログラミングでは、作成したプログラムを他人に使ってもらうために、その仕組みや使い方をわかりやすく説明する必要があります。また、プログラミング学習を通じて、仲間と切磋琢磨したり、教え合ったりすることで成長し、コミュニケーション能力が鍛えられるでしょう。

3創造力

作品のアレンジを通して、創造力が身に付く

創造力とは、新しいものを生み出す能力です。プログラミングでは、既存のプログラムを組み合わせたり、新しい機能を追加したりして、新しいものを生み出すことができます。プログラミング学習には作品をアレンジする機会が豊富にあるため、創造力が鍛えられます。

4プレゼンテーション能力

作品の発表を通して、プレゼンテーションの力が身に付く

プレゼンテーション能力とは、自分の考えや意見を、わかりやすく相手に伝える能力です。プログラミング学習では作品を発表する機会がひんぱんにあるため、プレゼンテーション能力が鍛えられます。

5課題発見・解決力

エラーへの対応などを通し、問題を把握し解決する力が付く

課題発見・解決力とは、問題を正しく把握し、その解決策を立案・実行する能力です。プログラミングでは、作成したプログラムに不具合が発生した場合、その原因を特定し、適切な修正を行う必要があります。プログラミング学習を通じて制作の構想を練り、エラー対応などをすることで、これらの力が鍛えられるでしょう。こうした5つの能力の向上が、プログラミング教育の必修化の狙いと言えます。また、昨今では学習・進路面でもプログラミング能力を直接的に評価する動きが出てきています。

こうした5つの能力の向上が、プログラミング教育の必修化の狙いと言えます。また、昨今では学習・進路面でもプログラミング能力を直接的に評価する動きが出てきています。

子どもたちの学習面や進路面には、どんな影響がありますか?

私立中学の中にはプログラミングを入試に取り入れる、またはプログラミング検定合格者を入試で優遇する学校が増えています。児童や保護者も、この目的のためにプログラミング学習に力を入れているケースが少なくありません。2025年の大学入試からは、大学入学共通テストや一部大学の入試でも「情報Ⅰ」が出題されます。高校入試にも将来的に、プログラミングに関する問題が取り入れられる可能性があります。

もちろん小学校で身に付けたプログラミングの知識は、中学や高校のプログラミング授業でも直接役立ちます。このように、小学生のうちにプログラミングの基礎を身に付けることは、その後の学習や進路においても大きな意味があります。

プログラミング学習の成果を測る各種検定があると聞きました。どんなものですか?

小学生をはじめとする子どもたちの間で、いま注目が高まっているのが「ジュニア・プログラミング検定」と「プログラミング能力検定」です。

ジュニア・プログラミング検定というのは、Scratchを使用してゲームなどの作品を作ることで、プログラミングスキルの測定や能力の証明・認定を行う試験です。受験レベルはGold(1級)、Silver(2級)、Bronze(3級)、Entry(4級)の4段階に分かれていて、一人ひとりの学習度合いに応じて段階的にチャレンジできます。

プログラミング能力検定は、オリジナルのビジュアルプログラミング言語や、JavaScript、Pythonといったテキストプログラミング言語を使い、プログラミングの概念の理解度を体系的に分析・評価する試験です。受験レベルはレベル1〜レベル6の6段階に分かれていて、こちらも一人ひとりの学習度合いに応じて受験できます。

各種検定に合格すると、具体的にどんなメリットがありますか?

検定の合格者は、私立中学の入試で優遇されるケースが増えています(※)。優遇制度がない場合でも、プログラミングスキルを客観的に証明することで、書類選考や面接時のアピール材料になるでしょう。検定合格は子どもたちの自信につながり、合格をきっかけに学校のプログラミング学習にも意欲的に取り組むようになった生徒もいます。

※東京・八王子実践中学校では、ジュニア・プログラミング検定3級以上の合格者を対象に「プレゼンテーション入試(プログラミング型)」を実施しており、Kidsプログラミングラボからも進学実績があります。

Kidsプログラミングラボに通う生徒は、各種検定にどれくらい合格していますか?

Kidsプログラミングラボでは、ジュニア・プログラミング検定の対策講座を用意しています。受験する級(レベル)に合わせて本番さながらの教材を使うため、効率的な試験対策が可能です。合格率は90%以上です!※2021年11月、本部教室実績による。

対策講座を受講してジュニア・プログラミング検定に合格した生徒と保護者の声をご紹介します。

生徒

Eくん

「僕にもここまでできるんだ」とわかり、自信を持てました。受験して良かったです。次の級にもチャレンジしたいと思います。

保護者

Eくんのお母さん

ただプログラミング教室に通っているだけでなく、その成果をきちんとした結果として見ることができました。子どもの自信にもつながったようで、良かったです。

03. 家庭での学習

子どもたちのプログラミング学習のために、家庭でサポートできることはありますか?

プログラミング学習をご家庭でフォローする場合、まずパソコンなどの端末が必要です。基本的に、プログラミング学習に高スペックなPCは必要ありません。ほとんどの場合は数年前のモデルでも大丈夫です。もし家庭内にすでにパソコンがあるなら、それで十分です。学習を進めるうちにスペックが足りなくなってきたら、そのタイミングで新しいパソコンを購入するのがおすすめです。

家庭での効果的なサポートは、子どもがプログラミングで作った作品を「発表」してもらうことです。授業で作成した作品プログラムを保護者の前で発表することで、子どものアウトプット力が養われます。
この際、保護者はプログラムの内容ではなく、プログラムの過程をほめてあげてください。表面上は地味に見えるプログラムも、さまざまな試行錯誤や経験を通じて作り上げられています。作品を作った動機、苦労したことや工夫したことなど、目に見える部分以外に目を向け、耳を傾けましょう。そうすることで子どもの自信につながっていきます。

必要なことは「教えること」ではなく「コミュニケーション」です。子どもと一緒に考え、一緒に作ってもかまいません。プログラミングが子どもにとって楽しい時間になるよう工夫してください。

プログラミング学習は「学校」と「家庭」だけで十分でしょうか?

もし、子どもも保護者もプログラミングになじみがなければ、プログラミング教室などで補習的なアプローチを受けることをおすすめします。

子どもが学校で教わる範囲を超え、テキスト言語に興味を持ち始めた段階であれば、プログラミング教室などの利用がおすすめです。せっかく高まったモチベーションを切らさず、段階的にプログラミングを学べる環境を準備してあげてください。

コラム

子どもの可能性を伸ばす
段階的に学ぶプログラミング学習

  • 小学校・中学校活動実績
  • ①私立八王子実践中学校
  • ②日野市立平山小学校
  • ③日野市立第三小学校(PTA 主催)
  • ④日野市立第七小学校
  • ⑤日野市立滝合小学校
  • ⑥日野市立東光寺小学校
  • ⑦町田市立鶴川第一小学校
  • ⑧八王子市立第四小学校(PTA 主催)
  • ⑨八王子市立第十小学校(PTA 主催)
  • ⑩さいたま市立大久保中学校(PTA 主催)
  • ⑪さいたま市立上小小学校(PTA 主催)
  • ⑫大阪府箕面市立中小学校
  • ⑬袖ヶ浦市立袖ヶ浦西小学校

より高度なプログラミング技術を学びたい子どもには、段階的に本格的なプログラミング言語を学べるかどうかが基準になります。ほとんどの小学校では、教える内容が小学生の必修内容にとどまっているのが現状です。学校の学びだけで高度なプログラミングを学ぶことは難しいため、本格的なテキストプログラミング言語を教えられるプログラミング教室のニーズはますます高くなっています。

また、本格的なテキスト言語を学びたい子ども、学ばせたい保護者のニーズが高まっています。Kidsプログラミングラボでは段階的に学べるカリキュラムを用意して、子どもたちの自立学習のサポートに加え、地域の小学校・中学校からの依頼を受けて、教材開発から授業支援まで行っています。
本格的なテキスト言語が学べる
学校教育の授業サポート
オンライン授業
プログラミング検定試験に向けた対策講座
というふたつの強みを通して、子どもたちの学習をサポートいたします。

  • 小学校・中学校活動実績
  • ①私立八王子実践中学校
  • ②日野市立平山小学校
  • ③日野市立第三小学校(PTA 主催)
  • ④日野市立第七小学校
  • ⑤日野市立滝合小学校
  • ⑥日野市立東光寺小学校
  • ⑦町田市立鶴川第一小学校
  • ⑧八王子市立第四小学校(PTA 主催)
  • ⑨八王子市立第十小学校(PTA 主催)
  • ⑩さいたま市立大久保中学校(PTA 主催)
  • ⑪さいたま市立上小小学校(PTA 主催)
  • ⑫大阪府箕面市立中小学校
  • ⑬袖ヶ浦市立袖ヶ浦西小学校

ライター Profile
IT系の仕事に携わり、小学校と幼稚園に通う子どもを持つ親として子育てにも奮闘中。仕事でプログラミングに関わることも多く、子どもの教育における「プログラミングを学ぶことへ大きな優位性」を感じており、「本質的な子どもの成長にプログラミングがどのような影響を与えるのか」という関心から今回のインタビューに至る。

COURSE

  • タイトル左画像02
  • タイトル左画像03
  • タイトル右画像02

プログラム教育に携わる専門家に聞いたご意見

Kidsプログラミングラボの黎明期より貴重な情報やご意見をいただいてきた、
明星大学 情報学部 情報学科 准教授の山中脩也先生に、プログラミング学習の効果やポイントについて伺いました。

大学の先生1

明星大学 情報学部

山中脩也 准教授

Q小学生・中学生で、プログラミングができるようになるメリットとはどのようなものですか?

大きく分けて、3つのメリットがあると予想しています。
1つ目は「行動と知覚による循環の構成が,思考(推論)を形成すること」を体験できることです。私が知る限り、小学校から大学にかけて広く開講されている科目の中で、プログラミング科目が最も迅速かつ大量に、このことを体験できると思います。
2つ目は「プログラミングが論理的推論を研鑽できるツールになること」を体験できることです。
そして3つ目は「反実仮想を推論するための手段としての能動的推論」を体験できることです。これは、「探究」や「研究」を行うことの基礎的体験になると考えています。

Q現在のプログラミング学習の課題や問題点について教えてください

パラダイムが複数混在した状態で学習環境を構成していることが多いと感じています。プログラミング学習では「自分で体験したこと(行動したこと・知覚したこと・思考したこと)」の優先度が最も高いと思います。そして明確な目的を持った上で、その目的を達成するための手段を検討・実施する必要があります。しかし場合によっては、「正解ありき」の学習内容や学習環境が構築されていることも、多いようです。このため自分で体験したことの優先度が下がり、自分で構成していないものの優先度が上がってしまい、結果としてプログラミングの面白さが伝わらない可能性があります。プログラミング学習の教育者は、結果主義的な正解との正誤で評価するのではなく、試行錯誤を通して過程主義的に結論に至るプロセスの論理性や選択肢の形成過程を評価して、学習者の推論を促すような学習環境を構築する必要があると思います。

Q子どもがプログラミングを学ぶ際のコツやポイントを教えてください

以下の3つのポイントが挙げられます。
1.プログラミングを「命令」と思わず、「対話」と思うこと
2.コンピューターからの出力を、よく「見る」こと
3.気付いたことや推測したことを、ノートに「書き出す」こと
これらのポイントを意識することで、プログラミング学習の効率は大きく上がると思います。

Qプログラミング学習について、家庭ではどのようなサポートができるでしょうか?

家庭では、上で説明した「ポイント」を子どもが実践できているか、特にノートに書き出すことができているかを確認します。そして必要に応じて、その内容のさらなる具体化を質疑すると良いと思います。

当社と山中先生とは、子どもへのプログラミング教育の普及のための意見交換など、10年来のお付き合いとなり、プログラミングの普及をともに盛り上げてまいりました。

こうした専門家のご意見における「プログラミングのメリットや問題点」についての見解には私たちも共感する部分が多く、カリキュラム作りや授業の内容などにも活かしています。