続けよう!プログラミング

続けよう!
プログラミング

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プログラミングを学ぶ小学生のみなさん、
元気にしていますか?

がんばって勉強を続けるみなさんへ、応援メッセージが届きました!

内容は、2020年5月~6月取材当時のものです

校長先生たちから

「今こそ学びを深めましょう」

大学・高専の先生から

「コードな探究、はじめよう!」

中学校の先生/エンジニアから

「自分で追求し、考え、行動しよう」

校長先生たちから

今こそ学びを深めましょう

校長先生1

東京都・日野第七小学校

小林光市 校長先生

気持ちをつなげて

新型コロナウィルス感染予防のため、臨時休校が続いています。その中で、分かったことがあります。コンピューターの活用です。SNSや学習支援ツールを用いて、子どもたちの学習と学校がつながることです。
学校では、学習活動の方法を動画で撮影し、ネット配信も行っています。「勉強の楽しさをみんなに届けたい」。先生たちの思いは動画を超えて子どもたちに届いていることでしょう。
コンピューターを用いた学習は、「思いを発信する力」や「深く考える力」を養ううえでも有効です。会えない時でも、パソコンを使って気持ちがつながります。本校のキャッチフレーズは「まいにち笑顔」です。子どもたちの笑顔に会えることを楽しみにしています。

校長先生2

校長先生3

東京都・平山小学校

長﨑将幸 校長先生

折茂慎一郎 副校長先生

友達と学びあう

コンピューターを使った授業には、これからの時代を生きるみなさんの学びと学び方をよりアクティブに変える可能性があります。本校の事例として、グループウェアソフトを活用した3年生の国語の授業をご紹介しましょう。

谷川俊太郎さんの詩「どきん」が一人一人のタブレットPCに映し出され、その中で特に印象に残ったところ、「いいな」と感じた部分を各自マーキングしていきました。それを先生の画面に送信し、まとめたものを再び先生が一人一人のタブレットPCに送信します。そこで友達の感じ方を見て、クラスのみんなが交流していきます。「同じところを良いと感じても、人によって感じ方は違う」「〇〇さんが注目した部分に良さがあるね」など、お互いを認め、生徒同士、生徒と先生がお互いに深く学び合う授業ができました。ものごとをより広く、深く考えるきっかけになったと思います。

これから本格的にスタートするプログラミングの授業でも、筋道立てて作ったプログラムをみんなで一緒に見ながら、自分で考え、意見を交わし、そして深く学ぶ姿勢を目指していきます。
平山小学校の子どもたちは「学びたい気持ち」「学びが将来につながる」という思いをとても高く持っています。一人一人が学校や自宅で学び合うしくみを、これからも進化させていきます。

校長先生4

東京都・日野第六小学校

横田美賢 校長先生

秘めた力を伸ばす

プログラミング学習の時間、みなさん生き生きしていますね。粘り強く取り組み、やりとげたうれしさを感じ、友達に発表する。うまく動作しないときは「どうしたらいいかな?」と追究する。学習を通じて、みなさんの秘めた力がぐんぐん伸びています。
どこでどう間違えたか、考えるのがおもしろい」という児童の声もありました。そうですね。プログラミングは、学びの形のひとつです。課題を見つけ、あれこれ試しながら結果を出し、自分の力にする経験をたくさん積んでください。
休校が決まったときすぐ、六小のサイトに「学びの部屋」を立ち上げました。そこで学習した成果が、これからあらわれてくるでしょう。

校長先生3名の写真

神奈川県
相模女子大学小学部
相模女子大学中学部

小学部 川原田康文 校長先生

中学部 中間義之 副校長先生

中学部 田島稔 先生

点数に表れない力

プログラミングは、あなたが持っている優れた能力を見せてくれます。たとえば、やる気、失敗を生かして再び試す姿勢、筋道立てて考えること。生徒がプログラミングに取り組む様子からは、こうした才能が明らかになります。
そこで、中学部の入学選考に「プログラミング入試」を取り入れることとなりました。昨年の課題は、ロボットが迷路をうまく抜けてゴールするしくみを作ること。でも、ロボットをゴールさせるのが評価の基準ではありません。プログラミングを通して、自分らしいアイデア、やり方、ねばり強さ、説明する力などを表現してもらっています。2019年度入試では11人、2020年度では8人が、プログラミングで入学しました。

中学部では「技術」の時間をすべて、プログラミングに充てています。ロボットを動かしながら、みんなで楽しく学んでいますね。実験データは、自分のコンピューターに入力してよく調べ、分かったことをまとめて先生へ送信します。大事なことは、「できた」で終わらずに「何が分かったのか」を突きつめること。考えを整理してより良い発想を得るために、図を描いてプログラムの手順を表現する練習もしています。
どんなときも、「なぜ」と考え続けるくせをつけましょう。間違いをこわがらず、しなやかな気持ちで何回も挑戦しましょう。点数に表れないけれど、とても大切なことです。本校のプログラミング教育は、みなさんが新しい時代を生きる力を育てていきます。

校長先生8

校長先生9

埼玉県
大妻嵐山中学校 ・ 大妻嵐山高等学校

髙栁壽男 教頭先生

竹之内優作 先生

「やってみよう」が止まらない

いままでもICT(情報通信技術)を授業で使っていましたが、この春の休校をきっかけに、生徒みずからツールを使いこなす動きが加速しています。
生徒会の役員会議は、いつの間にかZoom(会議アプリ)で行われていました(笑)。「新入生歓迎会をオンラインで!」と動き出したのも、生徒から。部活動を紹介する動画を自分たちで作るなど、「やってみよう」という積極的な気持ちがいっそう強くなったようです。ある意味、先生の手を離れて成長していますね。
生徒たちはツールの便利さを知るとともに、注意点も意識しています。コンピューターの活用のしかたは「実際に使いながら学ぶ」段階に入ったように思います。

企画力をのびのびと発揮する様子は、本校の中学入試に加わった、プログラミングによる選考でも見受けられます。プログラム作品とともに重視しているのは、考えを表現する力。何をしたかったのか、工夫したことは何か、問題をどう解決したか。発表を通して、制作プロセス全体を見せてもらっています。
プログラミングが評価されて入学した生徒は「できる」という自信を持っており、情報の授業では教え役になることも。この分野のリーダーを育てるべく導入した入試が、生徒の新たな力を引き出しているのは、うれしいことです。
この年代の女子とプログラミングは相性が良いと、女子校の教師として実感しています。言葉の理解が、一般的に速いからです。いま小学生のみなさんも、中学や高校のICT学習を通して「やってみよう」をもっと実現し、世界を広げてください。

校長先生10

東京都・啓明学園

理事長・学園長 北原都美子 先生

初等学校 杉山健太郎 先生(写真)

「どうして」「なぜだろう」をすべての学習で

日本をはじめ、さまざまな国にルーツを持つ子どもが学ぶ本学園では、考えの「違い」を認め合う雰囲気が自然と生まれています。 そこで育つのが「どうして」「なぜだろう」と考える力。きっかけは異文化との出会いに限らず、ふだんの学習にもあります。
初等学校(小学校)3年から始まるロボットプログラミングの授業では、「どうしたら、作りたいものに近づけるだろう?」と考えるのに、みんな夢中。授業が楽しみで、開始5分前から待っている子もいるほどです(笑)。
2020年からは初等学校すべての教科でひとり1台iPadを使い、「なぜだろう」と思うことを自分で調べてまとめる授業が始まりました。中学校・高等学校では「体育×数学」など、教科を超えた学習にも使っています。たとえばバスケットボールを題材に、シュートが描く放物線について調べたり。こうして、課題を見つけて乗り越える力が身に付いていきます。

子どもたちは時には失敗しながら、ツールの操作を覚えていきます。呼びかけているのは「みんなでかしこくなる使い方をしよう」ということ。コミュニケーションするうえで気を付けることを学びながら、上手に活用しています。
先日、中学校・高等学校の生徒が世界約50カ国の高校生とZoomで交流しました。日本の文化を紹介する企画です。語学力にかかわらず、自分の考えを発信し、論じ合う様子は頼もしかったですね。初等学校でも同じような取り組みがあります。
そう、すべての学習の根底にあるのは「思考」です。「どうして」「なぜだろう」を理論的に考えられる大人になり、未来の可能性を切り開いてほしいと願っています。

大学の先生から

コードな探究、はじめよう!

大学の先生1

明星大学 情報学部

山中脩也 准教授

答えのない世界で、探究力を、コンピューターで。

世の中の多くの問題には、はっきりした答えがありません。「良い」と思われることを選ぶしか、前に進む方法はないのです。それには[1]よく見て思いつき、[2]考え、[3]行動することが必要です。 プログラミングには、この3つがあります。方法を思いつき、考え、行動する。すると別の目的が見つかり、同じことを繰り返す。 やってみると「答えのない世界の探究」が、かけがえのないものだと分かるでしょう。 [2] “考える”では、周りの意見のありがたさに気づきます。その後で[1] “思いついた方法”を見返すと、自分の思い込みや、さらに良い方法も見えてきます。 こうすることで、探究のエンジンとなる「論理(順序良く考えること)」と、ガソリンである「倫理(人として行うべきこと)」が知らず知らずのうちに、みがかれていきます。

とはいえ、自分の頭の中は、ほかの人からはまったく見えません.あなたも、他の人の頭の中を見ることができないでしょう。考えを正確に伝える方法はただ一つ、「言葉」にすることです。 「考えを言葉にすること」を、これまで以上に大事にしましょう。
まずは、もう少し言葉を加えるだけでも OK です。 コンピューターも、プログラミング言語という「言葉」しか分かりません。あなたがやりたいことを、コンピューターはとてもかなえたいと思っているのですが、言葉にしてくれないと知ることさえできません。
コンピューターは、やりたいことをかなえてくれるパートナー。味方にすると、感謝の言葉を伝えたくなります。 最近の難しい日々で、さまざまな変化がありました。でもこれを前向きに考え、言葉で伝えられる人は、将来やりたいことをきっと実現できると思います。

大学の先生2

東京都・サレジオ工業高等専門学校

情報工学科長 島川陽一 先生

若い君の発想とセンスが、世界を変える

工業高等専門学校(高専)は、若いうちから技術の専門家を育てる学校です。プログラミングと関わりの深い情報工学科には、「起業したい」など意欲ある学生がたくさん。レゴのロボットが大好きな子は、それを本校で極めたいとやってきました。「喫茶店のマスターになりたい」という生徒は、喫茶店に合う立地条件を分析するためにここで勉強しています。

Googleが検索データを分析して巨大企業になったように、アイデア次第でできることが広がるのが情報工学の魅力。センスのいいプログラマーは早くから勉強しています。最新技術を身近に感じながら学べるのは、高専の良さですね。
私の専門は「オペレーションズ・リサーチ」といい、社会の困りごとをアルゴリズムで解決する分野。いま取り組んでいるのは、大気汚染に悩むバンコクに電気自動車を導入する際の、最適な配置計画です。ほかにも「画像信号」で自動運転技術に貢献する先生、「画像計測」でロボット手術を実現させている先生など、先端を行く研究者から学生は日々、刺激を受けています。

話題のAIも、数学的な裏付けをもとに土台から勉強します。そうするとAIのいいところも限界も分かり、どう活用すべきか考えることができるのですね。
皆さんと学べる日が楽しみです。古いやり方にとらわれることなく、思い切って挑戦しましょう。やりにくいと思ったら、自分に合ったルールを新しく作れば良いのです。情報工学は、生まれて100年もたっていない学問。まだ解けていない問題が多くあります。解くのは自由な発想とセンスを持つ、若い皆さんです。

中学校の先生/エンジニアから

自分で追求し、考え、行動しよう

中学校の先生/エンジニア1

東京都・八王子実践中学校

入試広報部長

伊藤栄一郎 先生

“好き”で突き抜ける

八王子実践中学校では、2020年度から入試形態のひとつとして「プログラミング入試」を取り入れました。面接では作品を発表してもらうのですが、みんな目を輝かせて話してくれます。
これは「英語入試」「自己表現入試」の生徒も同じで、好きなことを追求している子は、やる気でいっぱい。入学してからも、先生が思わず「もう十分だよ~」と言うくらい、しゃべっています(笑い)。
中学校でも好きな分野を伸ばして、突き抜けてください。本校のプログラミング教育では、高校や大学と協力して、早く能力を引き出すしくみも作っています。家で学ぶ時間も、自分の「好き」を見つけるチャンス。学校でお会いできたらうれしいですね。

中学校の先生/エンジニア2

フリーランスエンジニア/Kidsプログラミングラボ監修

田中友也さん

自ら考え、自ら行動できる人に

初めての技術を使ってプログラムを作るとき、本を読むこともありますが、たいていは実際にコンピューターを触って動かして試します。学びが早く、深いからです。 皆さんにも経験がありませんか?授業を聞いて分かった気がするけど、さまざまな問題をたくさん解いて間違ったりすることで、より理解できたということが。
しかし、このようにあれこれ試して学ぶチャンスは、あまりありません。 そこで私は、プログラミングをおすすめします。用意する道具も時間も少なくてすみ、動かしてみるのもすぐできます。ちょっとしたアイデアがあれば、おもしろいゲームだけでなく、世の中の役に立つものも作れるでしょう。

プログラミングを学ぶ目的は、プログラマーになることだけではありません。変化の速い時代を生きるため、自分で試しながら学ぶ姿勢を身に付けてほしいと思います。
これから必要とされるのは「自ら考えて、自ら行動できる人」です。 機械と違って人間は、“間違わない”ことはできません。なので、大切なのは「間違いから何を学ぶか」です。失敗を恐れて行動しなければ、学びはありません。コンピューターやロボットは教えられたことを正確に実行するのは得意ですが、間違いや失敗から学ぶことはできません。
自ら学ぶことは、人間にしかできないのです。
失敗しても学びにつなげることができる人は、変化が速く、マシンがさまざまなことをしてくれる時代になっても、世の中で求められる存在になると信じています。

中学校の先生/エンジニア3

中学校の先生/エンジニア4

東京都・八王子学園

八王子中学校 / 八王子高等学校

募集広報部 波平慎太郎先生

根本航太先生

多様な考えに触れて、大事にしよう

本校のモットーのひとつが「人格を尊重しよう」。違う存在を退けるのではなく、「そう考える人もいるんだな」と大事にすることは、グローバル化が進む社会で重要な考えです。

その精神は、毎日の授業にも。特にICT(情報通信技術)の活用で効果が出ています。ある日の数学の時間は、出した答えを各自のタブレットから電子黒板へ送り、みんなで見せ合いました。さまざまな解き方を発見できて、盛り上がりましたね。 挙手が苦手な生徒がこの方法で意見を伝えることができたのも、いいことでした。ディベートの授業では、テーマについて調べてスライドを作り、建設的な議論を展開。ICTによる効率化で「話し合う」「考える」時間が増え、学力も向上しています。

コロナ禍による休校もありましたが、学習は例年より速く進んでいます。大きな要因は、いち早く4月中旬から始めたオンライン授業。動画の視聴と課題への取り組みを合わせた内容は、自らを律して学ぶうえで効果的でした。 本校は「やろう!」と決めたら速いのが、いいところ。オンライン授業の環境は、3月からICT担当の先生4人を中心に立ち上げました。生徒に郵送するテキストを封筒に詰めながら、先生同士で動画制作の方法を教え合いましたね。

この学校には、いろいろな個性の持ち主が入ってきます。自分の目標を持ち、ほかの人の考えに触れて成長したい人には、とても合うと思いますよ。中学の後には、芸術やスポーツを含む幅広いコースを持つ高校が続きます。より多様な価値観に出会うことでしょう。それぞれの人格を尊重しあう、得がたい6年間を本校ですごしてください。

続けよう!
プログラミング

Kidsプログラミングラボは、プログラミングを学ぶみんなを応援しています
小学校で授業をサポートしています!

ICT教育を行う小学校にて、
教職員向けの研修や授業運営のサポートを行っています。

【事例】
東京都日野市立平山小学校の先生方と共同で、数の「比」の単元を題材に完全オリジナルコンテンツを作成。ICTを使った授業を実施しました。 この小学校は、日本教育工学協会(JAET:学校情報化認定委員会)から2017年8月、教科指導におけるICT活用について、「学校情報化先進校」として認定された実績があります。
授業で初めてプログラミングに触れた子どもたちは、最初は戸惑いながらも次第に楽しそうに取り組み、子ども同士で教えあう姿や単元を発展させて学ぶ姿が見られました。

【小学校のサポート】

お電話:0120-471-472

メール:prolabo@bplanet.jp

オンライン授業が受けられます!

「プログラミング学習に関心があるけれど、近くに教室がなくて困っている」「自宅で学ぶ方法はないかな」などのお悩みを、オンライン授業が解決します。

子どもがひとりで学ぶのではなく、オンラインで講師と顔を合わせながら60~90分の授業を月2回受講します。通学しているのと変わらない、きめ細かな指導が好評です。
まずはオンライン体験会への参加がおすすめ。子ども向けプログラミングソフト「Scratch(スクラッチ)」を使い、 動画レクチャーを見ながらゲームを作ります。授業のクオリティを実感してください。 ※体験会は、現在Kidsプログラミングラボを受講していない方が対象です。

オンライン授業の詳細を見る

プログラミングでわくわくする気持ち、
これからも育てていきましょう!