【プログラミング教室フランチャイズ】加盟5カ月で、2教室目をオープン。 地域の子が集う場づくりを

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2023.05.30

FC教室加盟

【FC教室紹介】加盟わずか5カ月で、2教室目オープン。 地域の子が安心して集う場づくりを

幼稚園教諭を経て、子育てを10年。”再び、教育の場に”という想いを後押ししたのは、「ママ、先生やってみて!」という家族の声でした。宮城県でKidsプログラミングラボFC(フランチャイズ)教室を2つ展開する、フォーキッズ代表・及川比呂子氏は地域の子が安心して集える場づくりを見据えて活動しています。

Profile
フォーキッズ 代表 及川比呂子氏
幼稚園教諭として6年間勤務後、退職して3人きょうだいの育児に専念。2022年KidsプログラミングラボFCに加盟し、仙台教室を開講。5か月後の2023年1月、2教室目の岩切教室をオープンさせた。

幼稚園を離れても
教諭免許状は更新し続けていた


(仙台教室は、子ども向け施設の中にある)

Kidsプログラミングラボに加盟して半年たたずに、2教室目を開講。事業をスピード拡大させたオーナーですが、直近10年間は仕事から離れていました。

約6年間、幼稚園の教諭をしていました。出産を機に退職したのですが、仕事をしていなかった10年の間、幼稚園教諭免許状は更新し続けていました。

 私の母の仕事も、教育関係。大学で幼児教育を学ぶ機会を与えてくれたことも考えると、免許がなくなるのはもったいないという想いがありました。

 その間はときどき託児所を手伝ったり、子どもを預かったりなどしていたのですが、一番上の娘が10歳になって子育てがいったん落ち着いたところで、教育の現場に戻ることを考え始めました。

「もう一度、先生をしたい」
本部の”話しやすさ”を決め手に、FC教室に加盟


(自然光が入る明るい教室)

プログラミング教育との出会いは、家族からのおすすめでした。

あるとき、Kidsプログラミングラボの存在を夫が教えてくれたんです。「プログラミング教育は、これから来るよ!」と。

夫は仕事でPCをよく使うのですが「アプリを作りたくても自分には難しい」と言っていて、早くからプログラミングを学ぶ必要性を感じていたようでした。
どうやら娘の将来のために、習い事のひとつとしてチェックしていたようです。

私はPCが苦手で、困ったときは夫にすべておまかせでした。なので、プログラミング教育の可能性はわかっても「自分にできるか? 学校でPCを使う娘のほうが、わかっているかも……」と心配でした。

不安を断ち切ることができたのも、家族のおかげです。

もう一度、「先生」をしたかったんです。
出産を機に仕事を辞めたので、子どもは先生である私を知りません。でも元同僚は今も、「先生」と私を呼びます。母親が「先生」と呼ばれるのを、子どもたちはずっと見てきました。

上の子はもう大きくなって、話がわかります。「お母さんが先生になったら、家でできなくなることも多いけど、どう思う?」
返ってきたのは「ママ、先生やってみて!」でした。

数あるスクールの中で、どうしてKidsプログラミングラボを選んだのでしょう。

ほかも調べてみました。力を入れている分野、教室を展開している地域や数など。

そのうえで、加盟の決め手になったのは……、本部スタッフ・塚田さんかな(笑)。最初に問い合わせをしてから、電話やZoomで3~4回、話を重ねるなかで「この本部なら大丈夫! 話しやすそう。聞いてくれそう」と思えました

加盟後、すぐに開講準備を始めました。

まず大変だったのは、場所探しです。営利目的だと貸出不可のところもあるので。

そのころ、子育て中に知り合った人から「子ども向けの施設を立ち上げる」と聞きました。現在、仙台教室が入っている「親と子のサードプレイス ぽぽらす」です。子どもが多い学区にあり、仙台駅からも徒歩圏なので、ここに決めました。

 集客のちらしを配りながら「みんなこうやって、苦労して事業を営んでいるんだな」と感じました。当時まだ幼稚園にも上がっていなかった末っ子を、連れていったことも。ちらしを受け取ってくれる子どもが結構いたのは、ありがたかったです。

初めて開いた体験会は反省だらけ
“さわり”を変えて、進行がスムーズに


(床にクッション座り。リラックスして学んでいる)

集客のかいがあり、初めての無料体験会を開催。しかし思いがけないことが起こりました。

体験会本番で、プレゼンテーション用PCが壊れたんです。画面の左半分が映らなくなり、電源のオン・オフや設定ができない。いったいどう進めたのか、今もあまり覚えていません。

 帰宅の車中では、反省会でした。見ていた夫からは「PCが壊れたくらいでパニックになるな。何を言っているのか、わからなかったよ」と指摘が。
娘の友人も参加してくれていたのですが、その保護者にも「本音で言ってください。どうでしたか?」と尋ね、アドバイスをもらいました。

 そこで明らかになった課題は、「時間配分を意識しすぎていたこと」「低学年の子と高学年の子では必要なサポートが異なるのに、十分に寄り添うことができなかったこと」です。

苦い経験が、改善のヒントになりました。

変えたのは、体験会での「さわり」での説明です。

PCに興味があっても、操作に慣れていない子は多いもの。そこで、マウスの持ち方やクリックのしかたから、話を始めるようにしました。Scratch(子ども用プログラミングソフト)の開き方も、順を追ってひとつずつ。初めての子は「スプライト(キャラクターの意)って何? ジュース?」という反応です(笑)。ほかにも、画面のどこに何があるのか、色の付いた●マークは何を意味するのか……。

これらを先に伝えておくと、保護者も子どものフォローができるようになります。その分、講師のサポートが必要な子に向き合い、スムーズに運営できるようになりました。

「こんなこと聞いちゃダメかな?」を
本部に聞ける雰囲気がある

開講当初、本部のサポートは役立ったのでしょうか。

「そこまで聞く人、いないでしょう」「こんなこと聞いちゃ、ダメかな」ということを聞ける雰囲気が、本部にはありました。小さいことも、いやな顔せず聞いてくれて。

 たとえば、Scratchのブロックに数字が入れられない、操作が分からないといったことから、生徒のエラーを解決できないときの相談まで、メールやZoomで対応してくれました。

アットホームな教室が
子どもの意欲を引き出す

仙台教室は当初、少人数の週2回授業でスタートしました。

人数が少ないから、アットホーム。学校帰りに来る子が、「ただいまー!」とあいさつすることも(笑)。

 そんな雰囲気で楽しんでいた子たちですが、プログラミングの理解が深まるにつれて意欲が高まってきました。

ある日の授業では、生徒から「ゲームにボーナスステージを作りたいんだけど、やり方がわからない。先生、もっとプロの人に聞いて」と要望が。しかし、少しすると「やっぱり、自分で考えてみる。どうしてもできなかったら、聞いて」と、きっぱり。成長を感じました。

5カ月後、新教室をオープン
子ども新聞の広告で、生徒が集まる


(自宅近くで開講した、岩切教室)

5か月後、2つめ目となる岩切教室を開きました。

自宅近くの岩切地区で開講したいと、もともと考えていました。

ここにある小学校は児童数が1000人規模。放課後に児童館へ行きたくても入りきらないため、困っている子もいます。
まだ仙台教室だけを運営していたとき、岩切の保護者から「ここにも教室があったら、通わせたいのに」という声を聞いていました。

 開講に先立ち、学校を通して配布される子ども新聞に広告を掲載しました。これをきっかけに仙台・岩切とも問い合わせが一段と増え、ニーズの大きさを感じました。

インスタグラムで保護者に発信
「遊びながら楽しく学ぶ」リアルな様子を


(仙台・岩切教室のインスタグラム)

教室の様子を、インスタグラムやブログ(仙台教室)で積極的に発信しています。

「保護者が知りたいだろうな」ということを伝えています。

 体験会では保護者から「プログラミングって最近よく聞くけど、何なのでしょうか?」「学校で必修になっているなんて、知らなかったです」と言われます。
私もかつて、娘が当たり前のようにPCで宿題をするのを見て「何やってるの?」と不思議に思っていたことがありました。

 SNSでは「遊びの要素を取り入れて、プログラミングを楽しく勉強していますよ」と保護者にわかっていただくことを大事にしています。プログラミング検定やイベントの開催時、生徒の様子に発見があったときなどは、できるだけ載せています。

インスタグラムは週2~3度、発信することも。

最近は、手軽な「ストーリーズ(24時間限定で投稿をシェアできる機能)」を使うことが多いですね。岩切教室ではスタッフ講師に写真撮影を任せていて、助かっています。

「先生、負けちゃだめだよ!」
生徒が”教室の強み”をまとめてくれた

「これ見てください」。生徒のノートの写しを見せてくれました。

5年生の子が、他のプログラミング教室のちらしをもらってきて言ったんです。「先生、負けちゃだめだよ! 僕が、教室の強みを考えるから」

ゲームの改造方法を考えるため、PCと距離を置いていた少しの時間に「強み」をまとめてくれました。“ほめられるのがうれしい”、“ジュニア・プログラミング検定を受けられるのが、いい”なんて、書いてあります。

生徒が教室に来る意義を見出し、言葉で表すことができるのは、素晴らしいと思います。

上級コース、学校での授業……
地域の子が集まる場づくりもしたい


(小学校で、プログラミング体験イベントを実施)

仙台教室を開講して、まもなく1周年になります。

Pythonなどを扱う上級コースを開設したいですね。中学生の生徒もいるので、ランクアップしたいところです。

 学校でも教えたいです。2023年4月に、私立小学校のプログラミング体験イベントで教壇に立ったのは、良い経験でした。普段の教室では男の子が多いのですが、この日は女の子が多く参加。新鮮でした!

 いつかは貸会場ではなく、自分の教室を持ちたいという夢があります。プログラミングの授業がない日は自習室として開放して、児童館に行けない子も来られるように。地域の子どもたちが集まって、プログラミングを学ぶほか、宿題をしたり、遊んだりするような場になれたら。

生徒の保護者からの言葉が、心に残っているそうです。

お迎えのとき、こう話してくださいました。
「この教室は子どもが困ったときに、学校でも親でもない大人と、話せる場です。安心して支えを求めることができるのは、子どもにとっていいことですね」

アンテナ高い保護者は
プログラミングに注目している

FC加盟を考えている人に向けて、語ってくれました。

プログラミング教育への注目を、実感しています。
「中学生もOKですか」「幼稚園の年長ですが、習わせたいです」など、アンテナの高い保護者からの問い合わせが多いです。たしかに、幼稚園の放課後コンテンツになったら喜ばれそう。

 PCが苦手だった私でも「先生」ができました。子どもの新しい分野を、ぜひ一緒にサポートしていきましょう。

教室成長につながった、自身の強みを聞きました】

1・子どもに響く話し方
「”先生って、お母さんみたいなこと言うよね!”と言われたことがあります(笑)。
ある生徒が他の習い事で忙しくなり、プログラミングを続けるか迷っていたときのこと。私が”全部やってみたら? 会えなくなったら、さみしいな”と伝えたところ、真剣に受け止めてくれました。
ただ”がんばれ”と言うより、”こうなると、私はさみしい/うれしい”と表現するほうが、子どもの心に響くように思います」

2・保護者の気持ちを読み取った対応
「母親目線で”こうしてくれたら、うれしいだろうな”と考えて、対応しています。
お迎えのとき、話せそうだったら”今日はこんなことをしました”と話す。忙しそうだったら、個別に連絡。状況を察した対応は、苦手じゃないです」

 

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