大学入学共通テスト「情報Ⅰ」初実施!Kidsプログラミングラボができること|ラボニュース | Kids プログラミングラボ

ラボニュース

LAB NEWS

宇宙人

ブロック

波要素

2025.02.04

ピックアップ

学校教育支援

コース紹介

プレミドルコース

大学入学共通テスト「情報Ⅰ」初実施!Kidsプログラミングラボができること

小学生から学べるプログラミング教室「Kidsプログラミングラボ」です。

1月18日(土)と19日(日)に行われた大学入学共通テストにて、新科目である「情報Ⅰ」の試験が実施されました。

過去問がなく、参考となるのは事前に公開されたサンプル問題や試作問題のみ。
受験生の皆様は本当にお疲れ様でした!

今回は情報Ⅰの試験問題を見て感じたことや、これからの動向予想などをお伝えいたします!

なぜ「情報Ⅰ」は追加されたのか

まず情報Ⅰがなぜ試験科目として追加されたのかご存じでしょうか。
これには「Society5.0」というキーワードが大きく関わっています。

Society5.0とは

Society 5.0とは、AIやビッグデータ、IoTなどの先端技術が高度化され、社会の在り方が大きく変わった世界を指します。
ファミリーレストランの自動配膳ロボットなどがその身近な例です。
いま世界はSociety 5.0に向けて変化している最中であり、今後私たちのありとあらゆる生活において、技術革新による環境変化が起こると言われています。

「超スマート社会」とも呼ばれる世界で暮らしていくために、私たちは情報技術を適切かつ効果的に活用する力が必要です。
この力はとても重要であるため、「情報Ⅰ」として高校で必修化され、大学入学共通テストの科目としても追加されることになりました。

「情報Ⅰ」の結果はどうだった?

試験結果についてですが、2月6日に発表された最終集計によると平均69.26点という、他科目と比較して少し高い印象を受ける結果となりました。

平均点が高くなった要因として、

  • 試作問題に比べ難易度が低かった
  • 問題テーマが身近なものだった

といった意見が挙げられています。

たしかに今回の問題は試作問題と比べ、専門的な知識の量より読解力を試す傾向が強かったと感じています。
試作問題に出題されていた比例代表選やQRコードの読み取りといった専門的なテーマはなく、スーパーマーケットなど身近な存在をテーマにしていました。

難易度の低さにも理由がある?

難易度の調整について、おそらくポイントとなったのは受験者の学習状況だと考えられます。
今回の受験者は2020年から始まった小中高におけるプログラミング教育必修化の影響を完全に受けている世代ではありません。
プログラミング教育過渡期の世代であることが、今回の難易度にも関係しているのではないでしょうか。

高得点を妨げる要素もあった

問題自体は比較的簡単だったと言われていますが、一方で問題量の多さが目立っていました。
60分の試験時間に対し、問題は32ページ。
別科目の試験もあり疲弊している中で、高得点を取るには短時間で問題を処理する必要がありました。

来年以降の試験はどうなるか

おそらく来年以降、情報Ⅰの問題は難化すると考えられます。

理由は以下の2つです。

  • 受験者がプログラミング教育を本格的に受ける世代に移り変わっていくこと
  • 「英語リスニングの難化」と同様の動きになるのではないか

英語リスニングの難化とは

共通テスト(旧:センター試験)における英語のリスニングテストは、センター試験が導入された1990年当初にはまだありませんでした。
今回の情報Ⅰと同じく、教育課程の変化に伴い途中で追加された内容です。

その英語リスニングの平均正答率は、

  • 2006年:72.5%(初実施)
  • 2007年:64.9%
  • 2008年:58.9%
  • 2009年:48.1%

となっており、年々難化していく動きを見せました。
2010年以降は易化することもありましたが、未だに初実施の72.5%を超える年はありません。

ぜひ今後の受験生には「情報Ⅰは難化する」という認識で対策を取ってほしいと思います。

Kidsプログラミングラボができること

情報Ⅰのプログラミング

今回の情報Ⅰは4つの大問があり、それぞれ以下の内容で構成されていました。

特に大問3はプログラミングにフォーカスした内容でした。
変数や配列、条件分岐やくり返し処理といったプログラミングにとって重要な概念が問題として出題されており、論理的思考能力の高さが点数に影響したと思います。

また、情報Ⅰのプログラミング問題では「DNCL(共通テスト手順記述標準言語)」と呼ばれる共通テスト専用のプログラミング言語を使用しています。
このDNCLは「Python」という別のプログラミング言語をベースに設計されており、Pythonを理解すれば抵抗なくプログラムを読解することができます。


参照:大学入試センター「令和7年度大学入学共通テスト試作問題「情報」の概要」

KidsプログラミングラボとPython

KidsプログラミングラボではプレミドルコースにてPythonを使用した学習を提供しています。
情報Ⅰにおいても重要とされるプログラミングの概念を、ゲーム作成を通して「楽しく身につける」ことが特徴です。

ゲームが完成していく達成感、完成したゲームをどう改造するか考える期待感は、ただ先生の話を聞くといった受動的な授業とは違い、能動的な学びを促します。
また、テキストは重要な概念を漏れなく、かつ何度も登場させることで、自然と反復学習ができるよう設計しています。

プログラミングを通して論理的な思考に慣れれば、情報Ⅰで高得点を取るためのポイントである「短時間で多くの問題を解く」ことができるようになります。
Kidsプログラミングラボでの学びを、情報Ⅰの対策としても活用してほしいです!

さいごに

Kidsプログラミングラボはプログラミングの知識だけでなく自発的な課題解決能力の育成を大切にしています。
【情報社会の成長に適応し、情報技術を用いて自己実現をする】
このような今後の社会を強く生きる子どもたちを育てていきたいと思います。

Kidsプログラミングラボの学びに興味・関心をお持ちいただけましたら、ぜひ無料体験会にご参加ください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

Pythonを学ぶプレミドルコースのご案内

プログラミング無料体験のお申込み・お問い合わせ