八王子プログラミング親子大会でKidsプログラミングラボ生徒が「Scratch作品で入賞」

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2022.12.23

生徒の活躍

テーマ:

Kidsプログラミングラボ生徒、Scratch作品で入賞

\受賞インタビュー/  八王子プログラミング親子大会
「どう作ろうか、想像するのがおもしろい」

20229月に東京・八王子で開催された「八王子プログラミング親子大会(主催・八王子プログラミング親子大会実行委員会)で、当ラボ生徒の小学生・和知幸人くんが、見事に入賞しました。
学習を始めてわずか2年で、高く評価される作品を完成させたのは素晴らしいこと。
プログラミングにかける熱い想いを、担当講師が聞きました。

受賞した生徒

和知幸人(わち・ゆきと)さん 小学6年生
・プログラミング歴…2
・受賞作品「ベンキョウメッチャデキール」
◎概要
勉強支援プログラム。勉強している時間をカメラで映して記録。
さぼらずたくさん勉強すると、ポイントUP!
◎使用言語
Scratch、およびその拡張機能ML2Scratch(機械学習機能)
◎こだわりのポイント
面倒な設定がなく、スタートボタンだけで動くようにしたこと。審査員からも「実用性が高い」と評価が。
◎受賞した賞
協賛企業賞「NovaAgency賞」。

 担当講師

 佐々木一希

いま頑張っている「勉強」に役立つプログラムを


動画で受賞作品「ベンキョウメッチャデキール」をご紹介(八王子プログラミング親子大会YouTubeより)。

受賞おめでとうございます!

3か月以上かけて作っただけあって、うれしいです。
ゲームではなく、ちょっと変わった作品で受賞できました。

どんな作品ですか?

勉強するのを助けてくれるプログラムです。
PCのカメラに勉強する人が映っていたら「勉強している」、
映っていなかったら「さぼっている」と判定。勉強していなかったら、警告音が鳴ります。
勉強した時間によって、ポイントがもらえます。

どうして、作ろうと思ったのでしょう

いま受験に向けて勉強を頑張っているので、
そこに役立つもの
を作りたいなと思いました

授賞式では「実用性がある作品」と、評価されていましたね。どんな工夫をしましたか? 

面倒な設定がなく、スタートボタンだけで動くようにしたことです。
操作も、特に必要ありません。

かんたんに使えるように作るのは、大変で、大事なことですね。
プログラムで難しかったところを、教えてください。

子ども向けソフト「Scratch」でプログラミング。時間を計測する仕組みの作り方を、特にがんばったそう。

勉強している/さぼっているを判定させるのが、ものすごく難しかったです。
機械学習の機能を使いました。
また、勉強している時間をタイマーで計測するのに「変数」をうまく使うのが大変でした。

乗り越えたきっかけは?

時間を、足し算と引き算でシンプルに計測したことです。
複雑な計算よりも、上手にできました。

作品を試して、勉強が “メッチャデキール”ようになりましたか?

今の段階ではわからないけど……。
ただ、これまでは勉強していても周りが気になることが多かったのですが、
これを使うと、音が鳴るのが役立って「あ、勉強しなきゃ!」という気になります。

視覚的なものでなくて、音を使ったのはポイントですね。

さぼっていると判定したときの動作は、いろいろ試しました。
「もらえるポイントを差し引く」とか「メッセージを出す」とか。でも、なんだか物足りない。
「音を出すのはどうかな?」とやってみたら、いい感じでした。

大会に出て、教室で学んだことを深く理解できた

いつも通っている日野豊田教室での様子。講師との距離が近く、気軽に意見を交わしています。

制作するのに、普段のプログラミング学習は役に立ちましたか?

作り始める前は、プログラミングの知識は今ほどはありませんでした。
でも「変数」の使い方は学んでいたので、ポイント算出や時間計測の仕組みを作ることができました。
「音」や「背景」も知っていたけど、今回はさらに音のダウンロード方法や背景の変え方を覚えたので、
次の作品に生かせそうです。

大会作品を手掛けて、理解がより深まった?

はい。この作品で使っている拡張機能も、以前は知らなかったもの。どんどん使っていきたいです。

プログラミングは自由で、終わりがない

受賞作品をデモンストレーションしてくれました。

幸人くんにとって、プログラミングの魅力はどんなことですか?

自由に何でも作れるところが好き。
いろんなことを知れて、作るものの幅が広がっていく。終わりがないです。
プログラミングはなんというか、すばらしい。将来、知識が役立つかもしれないし、大切になるし……
人生が楽しくなるものだと思います。

「人生が楽しくなるもの」。はっとさせられます。今後がんばりたいことを聞かせてください。

拡張機能を使って、本物みたいなゲームや作品を作りたいです。
いま思いついたのは、受賞作品で使った「カメラ」でしかできないこと。
例えば勉強の途中で運動したくなったら、運動している様子をカメラで画面に映し、ポイントがたまるとか。
(編集注:ほかにも、書ききれないほどのアイデアを次々と話してくれました!)

作るのはめっちゃ大変(笑)。
でも「どんな仕組みで作ろうか?」と想像がふくらむ瞬間が、プログラミングでいちばんおもしろい
2番目は、それで楽しいゲームができたとき。
いま学んでいるものより、さらに本格的なプログラミングもあるらしいので勉強したいです。

これからプログラムを勉強する人に、メッセージをください。

プログラミングは、自由度が高くて何でもできます。
「楽しいな~」とわかってくれたら、うれしいです。

「人生を楽しむ」ということも含めてプログラムを勉強してくれたら、先生もうれしいです。

 

●八王子プログラミング親子大会とは?
『プログラミングをもっと身近に!』をコンセプトに、東京・八王子の小学生にプログラミング教育を普及させることを目的に活動するボランティア団体による、子ども向けの大会。2020年に第1回大会を開催し、2023年で3回目を迎える。
https://www.802p-oyakotaikai.com/

授賞式の様子も、ぜひご覧ください(YouTubeに遷移します)    
https://youtu.be/H0O9d1BI35k?t=7421

和知幸人くんがいま在籍している「ベーシックコース」
ご案内はこちらから
https://kids-prolab.com/course/basic/

(内容は、取材時点のものです)

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